国内産天然食材と炭火にこだわる
「炭火が料理の原点」という信念のもと、敷地内にある炭窯で店主が丹精込めて作り上げた自家製炭を使用しているのも当店の特徴の一つとなっております。 また、現在は天然食材といっても輸入品がその多数を占めますが、当店では古からの食文化を守るためにも「国内産の天然食材」の使用にこだわり、創業以来かたくなに守り続けてきました。
歴史の流れと風情を体感できる空間
囲炉裏のある落ち着いた、趣ある空間でのお食事をお楽しみください。当店は囲炉裏の天板材にもこだわり、大広間の囲炉裏天板材は詮・欅・栗無垢材を用い、特に個室「一渓庵桜」の囲炉裏天板材には会津藩主・松平家院内御廟の桜無垢材、天井格子材には同じく院内御廟の桜・赤松無垢材を、個室「一渓庵欅」の間は、囲炉裏天板材に欅無垢材、天井格子材に院内御廟の赤松と会津鶴ヶ城本丸の赤松無垢材を使用するなど、悠久の会津の歴史を肌で感じられることでしょう。(個室ご利用希望の場合は、ご相談ください。)
店名について
ここ会津の地は、北方に会津地域の信仰の対象である「会津磐梯山」がそびえ、西方には日本有数の河川である「阿賀川(大川)」が流れています。当店周辺の背後には山があり、流れる沢は「阿賀川」に合流します。山には豊富な山菜やきのこ、沢にはイワナ等の川魚、阿賀川では鮎が泳ぎ、秋には日本海から鮭も遡上するなど天然食材に恵まれました。また、沢沿いには滋養・薬用効果があると言われる「カヤの実」が上流域まで広がるなど、周辺は自然の恵みの宝庫でした。 いつしか「阿賀川」の流れを「三途の川」、その川向であるこの自然豊かな地を極楽浄土に例え、「天国(てんごく)」と呼ばれるようになりました。また、背後の山は「天国山(てんごくやま)」、そこを源とする沢は「天国沢(てんごくさわ)」と呼ばれています。